親が何回言ってもやらない子どもへの指示の仕方

親が何回言ってもやらない子どもへの指示の仕方

こんにちは
子育てコーチの石谷二美枝です。

子どもに何回話しかけても、指示が伝わらないころってありませんか?

今日は、親の指示が伝わる話し方についてお話をします。

子どもに何回話しかけても指示が伝わらない原因は、
子どもの視覚情報と聴覚情報の優位性が影響しています。

チャイルドビジョンというメガネがあります。

これは、装着すると 6 歳くらいのお子さんの視界になる
疑似体験ができるツールです。

装着してみるとわかりますが
【子どもは大人の7割くらいしか見えないのです】
お子さんの視野の狭さにびっくりしました。

実際に、お母さんたちに体験してもらいました。

「真横にいても見えない」
「後ろから話しかけられても他人事のように聞こえる」
「真正面にいても高さが違うと子どもから見えない」
という感想が多かったです。

後ろから何回叫んでも、声は聞こえていても、
内容までは届いていないことが多いのです。

 

特に小さい子どもは、見たことを優先する傾向があります。
よく見せてから、聞かせてあげるようにすると、理解が深まります。
子どもの視界に入ってお話をしてあげて下さい。

また、こんなこともないですか?
子どもがテレビを見ているときや遊んでいるときに
それをやめさせて「お風呂に入りなさい」
と指示するような場面。

これって日常茶飯事にありますよね。

何回叫んでも遊びをやめないし、
お風呂にも入らない子どもにイライラ、
カリカリしてしまうこともあると思うのですが、
まずは、その行動を分割して考えてほしいのです。

A、テレビを見ている、もしくは、遊んでいる行動をやめること。
B、お風呂に入るという行動を始めること。
大人から見ると、これは一つの行動のように見えますが、
実は、二つの行動が隠れています。

まずは、A の行動をやめさせる支持を出します。
「お風呂に入るので、テレビを見るのをやめましょう」
次にテレビを消す。

もしくは、そこから離れたらBの行動、
「お風呂に入るよ」と指示をするのです。

「テレビを消して、お風呂に入りなさい」と言わないことです。

 

今日は、親の指示が子どもに伝わる秘訣についてお話ししました。