子どもの自己肯定感を高める・褒め方認め方

子どもの自己肯定感を高める・褒め方認め方

みなさんは、お子さんを上手に
褒めことが出来ていますか?

今日は、褒めることが苦手なお母さんのための、
子どもの自己肯定感を高める褒め方、
認め方についてお話をしたいと思います。

最近、流行の褒める子育ては、
とても良いと思うのですが、
私がお勧めするのは、認める子育てです。

「褒める」と「認める」
似ていますが、ちょっと違います。

「認める」の中に
・褒める・共感する・うなずく
・話を聴く・覚えている・触れる
まだまだ、たくさんありますが、
認めるは、褒めるよりも広い意味で
使えると思っています。

褒めるという言葉を事典で見てみると、
「善い行いや物事を評価すること」
なかなか、目上の人を褒める
という風には使わないことから
「目上の者から下の者への評価」
と言う説明がありました。
という事は、親が褒めてばかりいると、
親からの評価を気にする子になります。

逆に、認めるとは、
相手の行動や言動や思いや感情までも、
真っ直ぐに「そうなんだね」と
評価をつけずに受け取ることです。

 

例えば、子どもが絵を描いたとします。
2歳の子がぐるぐると丸を書いて
「アンパンマン」と言いました。

目も鼻もないし、
アンパンマンにはとても見えないけど、
「アンパンマンを描いたんだね」
「上手に描けたね」
「じゃあ、今度はバイキンマンでも書いてみる?」
とか言いますよね。

アンパンマンを描いたと言う子どもに、
「アンパンマンには見えないよ!」
と言わないですよね。
2 歳だったら、ね。

よく見ると、以前よりも丸がちゃんと丸になっていたり
丸の中にもう1個丸があって「これは鼻かな?目かな?」
と想像が出来たり、小さい進歩が見つかったりしますよね。

子どもが小さいときは、「褒める」よりも「認める」
が実感できて、表現することが多いと思います。

ところが、だんだん大きくなると、
「この程度では認められない、褒められない」
となっていないですか?

「全然、勉強もしないし、家の手伝いもしないし、
逆にこっちの手を煩わせるし」なんてね。

そういうときこそ認めましょう。

相手のことを認めるのです。

行くのが当たり前だと思っていても、
「今日も学校に行けたね」
「起こさなくても、起きられたね」
「○○ちゃん大好き」
「いつも味方だよ」
と認めましょう。

人って認められると、
「自分はこれで良いんだ!」
「結構、嬉しいな」
「もう少し頑張ってみようかな」
「自分も人の事を認めたいな」
「褒めたいな」となります。

褒めなくても良いので、認めてあげて下さい。

子どもの自尊心、自己肯定感は
良い成績を取って褒められた時に
満たされるわけではありません。

たとえ、悪い成績を取って帰ってきても
抱きしめられたときに満たされるのです。

そう出来なかったのは、私たち大人も、
そうされて来なかったからです。

そして、子どもを認めること以上に大切なのは、
親としての自分を認めることです。

今日、1日何もしなくても、
機嫌が悪くてダメな1日だったとしても、
自分の存在だけは認めてあげましょう。

最後に、すなおの法則を紹介します。

「すなおの法則」とは、
すごいの“す”
なるほどの“な”
おもしろいの“お”
頭文字を取って、
す・な・おの法則と呼んでいます。

「すごい」「なるほど」「面白い」
を言うと、頷くことになります。

「すごい」「なるほど」「面白い」
を言いながら、頭を横振りには
出来ないからです。

要するに、頷いてあげることは、
共感や需要や認めることになります。

 

今日は、褒めるのが苦手なお母さんへ、
子どもの自己肯定感を高める褒め方、認め方についてお話をしました。