幼稚園に行きたくない子をニコニコにする方法

幼稚園に行きたくない子をニコニコにする方法

こんにちは

子育てコーチの石谷二美枝です。

幼稚園の先生をしていた頃の話です。

幼稚園のお子さんで 園の送迎バスでくる子がいます。

朝お迎えに行くと「幼稚園行きたくない」 と泣いてしまうお子さんがいますが 何とかお母さんから引き離して、 お母さんも涙ぐんでいる感じで、 そこを断腸の思いで連れて行きます。

そして、幼稚園バスが園についたら さっき泣いていたお母さんが 園に前に来ていたりするのです。

幼稚園の先生になって初めての春 私も 1 年生だった頃の話です。

心配性なお母さん。 心配なのは十分わかるのだけど、 子育てコーチングの基本に 「相手を信じましょう」 「相手には力があるんだよ」 という視点で見ましょうといわれています。

「ピグマリオン効果」といわれているもので 相手のことを「大丈夫だ」 と思っていると大丈夫な人に見えてきて 「大丈夫なのかな?心配だな」 と思っていると心配なように見えてきます。

 

【別のエピソード】

私の講座には託児スタッフがいます。

お母さんが講座を受けている間は 別の部屋で託児スタッフがお子さんを 預かるシステムを作っているのです。

この仕事を始めた当初から、 託児スタッフといつも話しているのですが、 お母さんの講座の部屋と お子さんの託児の部屋の様子が 不思議とコピーのように似ているのです。

11 時くらいに子どもがざわざわし始める。

そうすると、お母さんの部屋でも 同じような状態になっているのです。

「子は親の鏡」とよくいいます。

見えないへその緒で繋がっているのではないか と私は思っています。

お母さんが緊張してドキドキしたり 不安になったりすると子どもも不安になるし、 お母さんがゆったりとしていると 子どももゆったりと出来て、 お友達とも仲良く出来るのです。

受験生のお母さんと話をしたとき、 初めてお子さんが高校受験のお母さんは、 本人以上に緊張してしまっているのです。

まずは、お母さんがリラックスしましょう。 とお伝えしています。

お母さんがハッピーでニコニコして、 リラックスしてゆったりと過ごすことが 大切だと思っています。 コーチングマインドは 「信じる、認める、任せる」です。

子どもの可能性を信じて 子どもの存在を認めて 子どものやりたい気持ちに任せてみよう そうすると、子どもは主体性を持って出来るのです。

「心配だ、心配だ」と思っていると 心配になるようなことが起きてしまうし、 ドキドキしていると ドキドキが伝わってしまいます。

まずは、お母さんがハッピーで ニコニコ出来ることを考えるのが 一番良いと思います。

手っ取り早くハッピーになる方法は 笑顔になることです。

楽しくなくても笑顔になると マッスルメモリーという体の中の 筋肉が覚えているのです。

作り笑いでも、気持ち楽しくなりませんか? 逆に、困った顔をするだけで、 困った気持ちになってしまいます。

「いってらっしゃい」と言うお母さんが ドキドキ心配してこわばった顔をしていると、 お子さんも心配になってしまいます。

「お母さんが心配で帰りたい」 という子が実際にいました。

まずは、お母さんがニコニコとしていることです。

次に、緊張するなと思った時は 「呼吸を整える」ことが大切です。

緊張するなと思った時は、呼吸を整えましょう。

深呼吸も良いですが、溜息をつきましょう、 息を吐きましょうとお伝えしています。

息を思い切り吐き出し 息を吐ききると、 自然と息が吸えます。

深呼吸すると 気持ちが良くなります。 そして、空を見ましょう。

 

ポイントは 3 つ

・笑顔になる

・ため息をつく(息を吐く)

・空を見る

 

【好きな作家さんのコラムにあった話】

うつ病になったお母さんがいる方が お母さんに元気になってもらいたくて お母さんに声をかけたそうです。

「お母さん、僕のために毎日空を見て 天気を教えてくれないかい」 オシャレ、素敵でしょう。

優しいなって。

たとえ、どんなに体の調子が悪くても、 お母さんはやっぱり我が子の 役に立ちたいと思っているのです。

「今日は天気が良いよ」 「今日は雨だね」 そんなやり取りをしばらくしていたら、 そのお母さんのうつ症状が良くなってきたそうです。

変えよう変えようと思っているだけでは 変えることは出来ないけれど、

・空を見る

・笑顔になる

・息を吐いてみよう

行動を変えることをするだけで、 お母さんの緊張がやわらぎ 子どもにも良い影響が 与えられると思っています。

「子どもの力を信じてみましょう」 子どもの力は偉大です。 親が思っている以上に偉大だと思います。

「この子は運が良い」 「ラッキーな子」 と思うと良いと思います。